実験と評価に大きな違いはある?それぞれの特徴を仕事内容から解説!

エンジニア

エンジニアの仕事の中で実験と評価という分野があるのをご存じでしょうか。
主に既存としてある製品を市場に出す前に、不具合を起こさないか故障をするタイミングはいつ起きるのかを見極める信頼性を確認するのが実験と評価の仕事となっています。

その実験と評価とひとくくりでまとめられることが多いですが、その2つでなにが違うの?と疑問に思っている方も多いと思います。
行う仕事は似ているのにわざわざ異なる名称に理由があるのかどうか、明確になっていない部分などエンジニアの方でも知らない方は多いです。

そこで今回は、実験と評価に大きな違いはあるのかをそれぞれの特徴を、仕事内容をもとに解説していきたいと思います!

この記事を読むと分かること

・ 実験と評価のおおきな違いについて

・ 機械エンジニアの実験と評価それぞれの特徴

大きな違いは無いが目的のゴールが異なる場合がある

まず実験と評価の2つにおいて大きな違いは「目的のゴールが違う」という点であると僕は考えています。

実験と評価の仕事を行うにあたり、その目的や仕事を着地させるためのゴールを決めることになりますがその目的とゴールが実験と評価で違ってきます。

例えば、自動車部品を対象として考えた場合、実験であれば「不具合を検証するのではなく、部品そのものが抱えている問題を検証する」ことが多いです。

反対に評価は「部品スペックとして不具合や故障が起きないことを検証する」といった、新たな問題を探しに行くことでなく既存の部品の性能(部品パワー)を確認することが多いです。

実験と評価の大きな違い

<実験の場合>

・ 部品が抱えている問題を新たに探す(検証する)

<評価の場合>

・ 部品のスペックから評価を行い、問題が無いか確認する

このように行う仕事はどちらも似ている部分は多いですが、目的のゴールという点を見ていくと2つに大きな違いがあることが分かります。
仕事内容から見ると作業に関しては近いですが、対象となる部品の着目する部分が違うということですね。

仕事内容は似ていてもゴールは相反する位置にそれぞれあるので、個人的には実験と評価はまったくの別仕事だと捉えています。

では具体的にそれぞれの特徴はなにがあるのかを、次に解説していきたいと思います!

 

実験の特徴とは?

先ほど記述した内容から実験と評価の違いについて、ざっくりと理解して頂けたのではないでしょうか。では実験の特徴を考えたときに、評価となにが違っているのかを解説していきたいと思います。

ここで言う実験は、機械エンジニアが行う実験という観点から解説させていただきます!!

仕事内容は開発関連寄りの仕事が多い

実験は開発関連で行う場合が多い

機械エンジニアが行う実験は基本的に「開発関連寄りの実験」がほとんどです。
まだ世の中に出回っていない部品に対して新しい発見を検証して、開発のネタ探しをするようなイメージです。

実験は開発関連の仕事

開発直後の製品、部品そのものを実験して検証を行う。

そこで得た結果から新たな開発としてのヒントを探していく。

開発関連に近いところで実験をすることが多いので、仕事の形が決まっている訳ではなく自ら実験を繰り返して試行錯誤することが大事となります。

実験は対象となる製品や部品にある程度の知見が無いと難しいので、実験をする前にしっかりと構造把握や過去の事象について、事前に調査してから行うことがほとんどです。

形に捉われず自由にできるのでとてもやりがいがあるので、苦労もありますが楽しいと思えることがありますよ!!

 

評価の特徴とは?

評価は実験と違い、ある程度定まった形で仕事をすることが多いと考えています。

機械エンジニアが行う評価という仕事の特徴はどういったことがあるのか、実験との違いも踏まえて解説をしていきたいと思います!

設計絡みの仕事が多い

評価は設計絡みの仕事

実験と異なる点は先ほども書きましたが、「対象となる部品のスペックを確認する」という点があります。

評価は主に既に設計されている(市場に出ている)製品、部品に対してスペックを確認をしていき、不具合や問題の検証をしていくことがほとんどです。

評価は設計関連の仕事

既に完成されている製品や部品を対象とすることが多い。

市場不具合や問題を洗い出す時などに行い、スペックを確認する。

仕事内容は客先から指定があれば、そのやり方を使って評価を行いスペックを確認していくことになります。指定が無い場合は対象となる分野の規格を参考にして進めていったりもしますね。

実験とは違い新たな発見を探しにいくというよりも、扱っている製品や部品の信頼性を確かめるときに行う仕事が評価だと思っています。

市場から戻ってきた製品、部品であればしっかりと検証、スペック確認をしなければ再発をしてしまうのでとても重要になってきます。

評価はかなり責任感が伴う仕事なので、実験とは違うやりがいを感じることができます。不具合箇所を発見して解決に至ったときは、なんとも言い表せないほどの喜びを味わうことができますよ!!

 

まとめ

今回は実験・評価には違いがあるのかどうか、またその特徴にはどのような部分があるのかを解説させていただきました。
実験は開発関連に近く、評価は設計寄りの仕事のイメージであることを理解して頂けたのではないでしょうか。内容をまとめると、

・ 実験と評価は、目的のゴールが大きく異なる
・ 実験は新しい発見を探し、開発関連の仕事が多い
・ 評価は不具合調査など、製品のスペック確認をする
行う仕事内容は似ていますが、目的のゴールが大きく違うので実験・評価は一括りで表すのは難しいです。どちらも特徴に合ったやりがいを感じることができる仕事なので、機会があれば挑戦してみてくださいね!